発電所から送られる電気は、変電所で電圧を下げながら、また広域への供給を行いながら送られています。
電気を送る「線」が送電線であり、地上の鉄塔に架線されている「架空送電線」と、地下(道路下)に管路や洞道(トンネル)を構築して布設される「地中送電線」があります。
「地中送電線」に使用されているのが電力ケーブルであり、鉄塔の建てられない市街地やその近郊、また環境(景観)や保安上の理由などで地中化が必要になります。
電力ケーブルは絶縁材料に架橋ポリエチレンや油浸紙を使用し、小径、軽量化などのコンパクト化を目指しています。
送電線路としては、工場出荷の単長約300m~500mのケーブルを接続する必要があり、マンホールや洞道(トンネル)内にて行います。
この接続作業は非常に特殊であり、メーカー及び限られた工事会社で行っています。
当社では主にA団に属するメーカーより黄色塗りつぶし部分の接続作業部分を受注し施工を行います。
電圧 | 工事区分(資格者) |
---|---|
100~200V | C団:一般家庭設備の電気工事屋 |
6,000~11,000V | B2団:電気設備会社(数百社以上) |
22,000~66,000V | B1団:限られた工事会社(数十社) |
154,000~275,000V | A団:メーカー(3社) |
500,000V |
路上に配置したドラム
(車上)
(洞道)
(66kVケーブル)
(66kVケーブル)
主に東京都心部の地中送電線(66kV~154kV)の他、東地区の仙台、新潟、札幌等主要都市部。
[国内]
取引先メーカー及び工事会社受注の電力ケーブル工事の接続業務を請負、施工スタッフにて接続施工。
電力使用量の増加は見込まれないが、電力の安定供給の、重要度は高くなっており、回線の複線化、老朽化した既設線路の 更新、需要家における66~154kV受電化または、再生可能エネルギーの促進等により継続的な設備投資が見込まれています。
東日本大震災以降、電力業界は変革していますが、創業以来約60年の歳月にて培ってきた技術力を基に現業務内容に特化し、今後も社会インフラの一端を担う使命感をもち、社会貢献企業を目指します。
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